高度な加速技

ここで紹介する技はいずれもマシンを劇的に加速させるものばかりです。よって、タイムアタックでこれらの技が使用できるコースは、その技のでき具合によってタイムが支配されることになります。その上、特に汎用的に使用可能なDTDやACIDTDは習得することが難しく、なおかつこれらを習得した上級者であっても3周連続で完璧に決めることは不可能に近いほど困難であり、このことがF-ZERO X のタイムアタックを非常にシビアなものにしています。その反面、これらが成功した場合の視覚的なパフォーマンスは素晴らしく、ハイスピードを売りにするF-ZEROシリーズには相性が良いと言えるでしょう。


壁ドリフト

壁ドリフト
壁ドリは車体の角度に気を使う
速度を見ながらスティックを調整

マシンの機首を壁にがりがりこすりつけながらドリフトを行い、加速する技です。

Xにおいては壁での減速が小さいため、加速重視セッティングの場合マシンを壁に打ち付けてでもドリフトを行った方が速くなるのです。 やり方は難しくなく、単純に壁に向かってドリフトを行えばOKです。 しかしそのときの加速を最大化するためにはマシンの角度を適切に調整する必要があります。 角度が浅い場合はエネルギー減少が小さい代わりに加速が小さくなります。 角度が深すぎる場合はエネルギー減少が非常に大きくなる上に加速も小さくなります。 通常適切な角度とされるのは、加速が最も大きくなるときの角度で、これは経験によってわかるようになります。 正確に適切な角度を保つのは上級者でも難しいのですが、「だいたい」であれば初心者でもすぐに掴むことができると思います。

壁ドリフトは主にエネルギーを完全に回復できる見込みのある場合の1周目や、2周目以降のピット前などエネルギーが余るような場所で広く活躍し、場合によってはエネルギーが余っているわけではなくても壁ドリを行った方が速くなるポイントも存在します。(サイレンス2の1周目大カーブやミュートシティ3の2周目最初など。) ブーストドリフトの威力が大きいのと同様、ブーストしながらの(ダッシュプレート効果がある状態の)壁ドリフトも威力が大きいため、2周目以降でもエネルギーを壁ドリに回した方が速くなる場合があるのです。 壁ドリフトの具体的な使用場所については各コースのプレイ動画から拾っていってください。

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DTD (Double Tap Dive)

DTD
空中ドリフトで大きく左に飛び出す
この後スティックを上に回してDTDへ

DTD
右寄りの上入力をしながらDTD-R
車体がぶれないようにするのが理想

空中で斜め上入力をしながらサイドアタックを連発することで劇的に加速する技です。

DTDは、落差の大きいジャンプポイントやジャンププレートなどで行います。まず左に(右に)ドリフトしながら空中に飛び出し、そのまま左(右)斜め上入力を行ってマシンの機首を斜め下に向けます。その後、右(左)斜め上入力の方にスティックをずらすと同時に右(左)サイドアタックを連発すると劇的に加速します。特に右サイドアタックでDTDを行うことをDTD-R、左サイドアタックで行うことをDTD-Zと呼びます。

DTDを成功させるためには、サイドアタックを連発する瞬間にマシンの体勢が「DTDの体勢」になっている必要があります。「DTDの体勢」でのマシンの角度などは正確にわからないため記すことができませんが、機首が(飛び出した方向の)斜め下に向いていればひとまず大丈夫なので、正確なところは経験によって体に覚えさせてください。「DTDの体勢」が上手くとれない場合は、サイドアタックを連発したときにマシンがぶれるなどして加速が貧弱になってしまったり、最悪の場合まったく手応えがなくて逆に減速してしまう場合もあります。

DTDの難易度は高いです。習得するにはあきらめずに多量の練習を行う必要があります。

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ACIDTD (Air Control Into DTD)

ACIDTD
スティック操作で左上に上昇中
できるだけマシンの高度を上げる

ACIDTD
右に機首を回してDTDを発動する直前
このときスティックはほぼ真上に移動

空中を上昇してDTDが可能な高度に到達し、そのまま「DTDの体勢」に入ってDTDを発動する技のことです。

この技はテクニックの冒頭のページでも記した通り非常に革新的な技であり、あらゆる場所でDTDを可能にします。具体的には、落差が不十分なためDTDが不可能だったり、可能でも威力が貧弱になってしまうような場所で威力のあるDTDを行うために使用します。

定義の通り、ACIDTDの操作は上昇部とDTD部の二つのパートに分かれます。

まず、マシンを上昇させるためには空中で思い切り下入力を行います。それと同時にマシンの位置と向きを調節するため、横方向にも入力を行います。これにはいくつか方法があって、斜め上に空中ドリフトを行う方法、素直にスティック入力で斜め上に上昇する方法、ジャンププレートに乗った直後に斜め下入力をしながらサイドアタックを行って上昇する方法などがあります。いずれの方法でも、十分にマシンが上昇したらそのままスティックを斜め上の方まで回していって「DTDの体勢」に入ります。それぞれの詳しいやり方は動画のページを参照してください。

DTDの体勢に入ることができたら、そのままDTDを行います。上手くDTDの体勢が取れていれば、サイドアタックを素早く連発することで簡単に成功するはずです。DTDもそうですが、ACIDTDはDTDの体勢に入るまでが難関です。特にACIDTDは上昇部でのいろいろなやり方それぞれでスティック操作が異なるため、相当の修練が必要となります。結局、各コースごとに最適なACIDTDができるように多量の練習をすることになるでしょう。

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TDD (True Diagonal Dive)

TDD
TDDで加速しながら下降しているところ
若干の下入力により加速を強めている

マシンの機首が上を向いた状態で空中を飛び、加速する技です。

DTDやACIDTDと違って汎用的ではなく使用場所は限られていて、タイムアタックで使用されるのはサイレンス1のピットエリアとビッグブルー2の直線部の最初、それからデビルズフォレスト3のパイプ出口です。

いずれの場合も、ブーストドリフトを行いながら機首が上に向いた状態で空中に飛び出すことで技が発動します。場合によっては空中で下入力を行うことで加速を強めることができます。(しかしパイプ出口では効果が無かったりと正確なことはわかっていません。)具体的な操作方法については動画のページで解説しています。

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ハーフパイプ端の加速

ハーフパイプ端の加速
ハーフパイプの左端で左サイドアタック
スティック入力はほとんどしない

ハーフパイプの端でサイドアタックを行うことで急激に加速する技です。

やり方は単純で、ハーフパイプの端にマシンを寄せてその端の方向に(コースアウトする方向に)サイドアタックを1回以上行うというものです。スティックを入力する必要はありません。(サイドアタックの方向にスティック入力するとコースアウトしてしまいます。)ただし、ハーフパイプのどこでもできるというわけではなく、曲がっている部分の内側の端やねじれた部分の端でのみ加速することができます。

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